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川端康成の見た風景(河津町) [花旅]

   夕暮れからひどい雨になった。山々の姿が遠近を失って白く染まり、前の小川が見る見る黄色く濁って音を高めた。  川端康成 『伊豆の踊子』より   
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    ここは河津町の湯ケ野温泉。冷たい本降りの雨で山あいの温泉郷は墨絵のように沈み、点在する河津桜の濡れて濃い色だけが艶っぽく見えます。写真に小さく見える橋を渡ると、『伊豆の踊子』の舞台となった温泉宿の福田屋があります。『伊豆の踊子』は、学生の川端康成が旅芸人の一行と、修善寺から天城峠を越えて下田まで8日間ほどの旅物語ですね。川端康成が福田屋で見た風景描写と、わたしが何気なく撮った雨の景色は、95年以上の歳月を経て季節も違いますが、そっくりな情景なので感激しているわけです。


    これは大した写真ではありませんが、良く見ると雨が降っているのです。これも偶然ですが驚きました。小学生の皆さん、絵を描くとき雨は点点ではなくて線ですよ。忘れないでください[わーい(嬉しい顔)] ま、絵だからどっちでもよいけど。
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